寝汗がひどく、寝間着を替えるほどです。心配でしょうか?
A. 回答暑い時期や、寝具・お酒の影響であれば心配はいりません。ただし季節や環境と関係なく続く、寝間着や寝具を替えるほど濡れるという場合は、一度お調べいただくほうがよいと考えます。特に発熱・体重減少・強いだるさをともなうときは、感染症や血液の病気が背景にあることがあります。更年期、甲状腺、血糖、飲んでいる薬の影響も、よくみられる原因です。
早めにご相談いただきたい場合
この組み合わせは急ぎます
- 寝汗+発熱が続いている
- 寝汗+体重が減ってきた
- 首やわきの下のしこりが触れる
- 咳が長く続く、血の混じった痰が出る
- 強いだるさが続き、日常生活に支障がある
これらが重なる場合は、結核などの感染症や、血液の病気が関わっていることがあります。日にちを置かずにご相談ください。
背景にありうるもの
| 種類 | どういうことか |
|---|---|
| 更年期 | 40代後半から。ほてり、のぼせをともなうことが多い |
| 甲状腺の働きが強い | 動悸、体重減少、手の震え、暑がりをともないます |
| 血糖が下がりすぎている | 糖尿病の治療中の方。明け方の寝汗、動悸、目覚めたときの頭重感 |
| 感染症 | 結核など。発熱、咳、体重減少をともないます |
| 睡眠時無呼吸 | いびき、日中の眠気をともないます |
| 薬の影響 | 解熱鎮痛薬、抗うつ薬、ホルモンに関わる薬など |
| お酒 | 寝る前の飲酒。眠りが浅くなり、汗をかきます |
| 環境 | 寝具が厚い、部屋が暑い、就寝前の入浴が熱すぎる |
まず環境から見直してみる
- 寝る前のアルコールをやめてみる:これだけで変わる方が少なくありません
- 寝具を1枚減らす:かけすぎていることがよくあります
- 寝室の温度と湿度:夏は冷房を切らないほうが、かえって眠れます
- 就寝の1〜2時間前に入浴を済ませる:直前の熱い風呂は汗が引きません
- 吸湿性のよい寝間着に
2週間ほど試して変わらない場合や、上に挙げた症状をともなう場合はご相談ください。
受診したら何をしますか
いつから、どのくらいの頻度か、ほかに症状がないかをうかがいます。そのうえで血液検査で炎症・貧血・甲状腺・血糖・肝臓や腎臓の働きを確認し、必要に応じて胸のレントゲンを撮ります。
糖尿病の治療中の方では、明け方の低血糖が原因のことがあります。その場合は薬の量や時間の調整を検討します。
当院での対応
当院は内科・呼吸器内科・感染症内科をあわせて標榜しています。寝汗は幅広い病気の入口になりうる症状で、まず全体を見て絞り込むことが向いています。血液検査と胸のレントゲンまで当院で行えます。
更年期が背景と考えられる場合のご相談も承ります。専門的な治療が必要と判断される場合は、適切な医療機関へご紹介します。
受診のときに伝えていただきたいこと
- いつごろから、週に何回くらいか
- 着替えが必要なほどか
- 熱、体重の変化、咳の有無
- 寝る前のお酒の有無
- 飲んでいる薬(お薬手帳)。糖尿病の治療中なら薬の時間も
本ページは一般的な情報提供を目的としており、診断・治療を保証するものではありません。症状の原因や適した対応は人によって異なります。気になる症状がある場合は、お電話(086-525-0600)または受診にてご相談ください。
血液検査と胸のレントゲンまで当院で行えます。
最終更新:2026年8月27日
