手足の冷えがひどいのですが、病気でしょうか?
A. 回答多くは体質によるもので、心配のいらないものです。ただし次の場合は一度お調べください。指の色が白や紫に変わる、片側の手足だけ冷たい、しびれや痛みをともなう、急に冷えるようになった——こうしたときは、甲状腺の働き、貧血、血管や神経の病気が背景にあることがあります。冷えは「よくあること」として流されやすい症状ですが、原因がわかれば対応できるものも含まれます。
体質と考えにくい場合
次のいずれかがあるとき
- 冷たいものに触れると、指が白くなり、その後紫や赤に変わる
- 片側の手足だけが冷たい、色が違う
- しびれ、痛み、力の入りにくさをともなう
- 歩くとふくらはぎが痛み、休むと治まる
- 急に冷えるようになった、だんだんひどくなっている
- だるさ、むくみ、体重の増加、便秘をともなう
- 指先に治りにくい傷やただれがある
色が3段階に変わる場合は、血管が過剰に縮む反応が起きていることがあります。片側だけの場合や歩行との関係がはっきりしている場合は、動脈が細くなっている可能性を確かめます。
背景にありうるもの
| 種類 | ともないやすい症状 |
|---|---|
| 甲状腺の働きの低下 | だるさ、むくみ、体重増加、便秘、寒がり |
| 貧血 | 立ちくらみ、動悸、息切れ、疲れやすさ |
| 動脈が細くなっている | 歩くとふくらはぎが痛む、片側だけ冷たい |
| 血管が過剰に縮む反応 | 指の色が白→紫→赤に変わる |
| 神経の障害 | しびれ。糖尿病の方に多くみられます |
| 薬の影響 | 血圧の薬(一部)、片頭痛の薬など |
| 体質・生活 | 筋肉量が少ない、食事量が少ない、運動不足、喫煙 |
喫煙は血管を縮めます。冷えでお困りの方で吸っている場合、やめることの効果は小さくありません。
家庭でできること
- 手首・足首・首を温める:太い血管が通っており、効率がよい場所です
- ふくらはぎを動かす:かかとの上げ下げを1日数回。血液を戻すはたらきがあります
- 朝食を抜かない:食事は熱をつくります
- 締めつける靴下や下着を避ける
- 入浴はぬるめに長く:熱い湯に短時間より温まります
- 喫煙をやめる
低温やけどにご注意ください。湯たんぽや電気毛布を長時間、同じ場所に当てるのは避けてください。感覚が鈍っている方は特に気をつけてください。
受診したら何をしますか
血液検査で甲状腺の働き、貧血、血糖を確認します。歩行との関係がある場合や片側だけの場合は、足の血流を調べる検査(ABI)を行います。指の色の変化がある場合は、自己免疫の病気が関わることがあり、必要に応じて追加の検査や紹介を検討します。
当院での対応
当院は内科・循環器内科をあわせて標榜しており、血液検査と足の血流の検査を同じ日に行えます。冷えは体質として片づけられがちですが、まず病気がないかを確かめておくことで、安心して対策に進めます。
喫煙をやめたいという方には、禁煙外来のご相談も承ります。
受診のときに伝えていただきたいこと
- いつごろからか、急にか、少しずつか
- 両側か、片側だけか
- 指の色が変わることがあるか
- 歩いたときにふくらはぎが痛むか
- だるさ、むくみ、便秘などの有無
- 飲んでいる薬、喫煙の有無
本ページは一般的な情報提供を目的としており、診断・治療を保証するものではありません。症状の原因や適した対応は人によって異なります。気になる症状がある場合は、お電話(086-525-0600)または受診にてご相談ください。
血液検査と足の血流の検査を同じ日に行えます。
最終更新:2026年8月27日
