夜なかなか寝つけず、途中で目が覚めてしまいます。相談していいのでしょうか?

A. 回答

もちろんご相談いただいて構いません。「眠れない」というお悩みは、内科でも対応できるご相談のひとつです。眠りの問題は睡眠時無呼吸や甲状腺の異常、気分の落ち込みなど、身体や心の状態が背景にある場合もあるとされています。まずは生活習慣の確認と、身体面のチェックから始めていくことができます。眠れない日が続いて日中の生活に支障が出ているようであれば、早めにご相談ください。

眠れないときに考えられる主な原因

不眠の背景には、生活のリズムから身体の病気まで、さまざまな要因があるとされています。

まず見直したい睡眠習慣チェックリスト

厚生労働省の情報でも、生活習慣の見直しは眠りを整える基本とされています。当てはまらない項目がいくつあるか、確かめてみてください。

できているか確認してみましょう

  • 起床時刻を毎日ほぼ一定にしている(休日の寝坊は1〜2時間まで)
  • 朝起きたらカーテンを開け、日の光を浴びている
  • 日中に散歩などの軽い運動を取り入れている
  • 昼寝をする場合は午後早い時間に20〜30分程度にとどめている
  • 夕方以降のコーヒー・緑茶・エナジードリンクを控えている
  • 寝る前の飲酒(寝酒)を習慣にしていない
  • 就寝前にスマートフォンやテレビの明るい画面を長時間見ていない
  • 寝室は暗く静かで、暑すぎず寒すぎない温度になっている
  • 眠れないまま寝床で長く過ごさず、いったん寝床を離れている

とくに注意したいのが寝酒です。アルコールは寝つきを早めるように感じられますが、深い眠りを減らし、途中で目が覚めやすくなるなど睡眠の質を下げるとされています。量が増えていきやすい点も指摘されており、眠るための飲酒はおすすめできません。

受診の目安

眠れない夜が一時的にあること自体は珍しくありませんが、次のような場合は医療機関にご相談ください。

すぐに受診を検討してください

  • 気分の落ち込みが強く、何をしても楽しめない状態が続いている
  • 強い胸の苦しさや息苦しさで夜中に目が覚める
  • 家族から睡眠中に呼吸が止まっていると指摘され、日中に強い眠気がある
  • 生きているのがつらいと感じる気持ちがある

早めの受診をおすすめします

  • 寝つけない、途中で目が覚める状態が週に3日以上、1か月ほど続いている
  • 日中の眠気・だるさ・集中力の低下で仕事や家事に支障が出ている
  • いびきがひどい、朝起きたときに頭が重い
  • 動悸・汗をかきやすい・体重の変化など、身体の変化を伴っている
  • 脚のむずむず感やほてりで寝つけない
  • 市販の睡眠改善薬を続けて使っているが改善しない

当院での対応・検査

当院は内科・呼吸器内科・循環器内科などを標榜しており、不眠の背景に身体の要因がないかを確認するところから始めます。問診で眠りの状況と生活リズムをうかがったうえで、必要に応じて血液検査(貧血や甲状腺の状態などの確認)、血圧・心電図などを行います。いびきや日中の眠気が目立つ場合には、睡眠時無呼吸を調べる検査についてご案内することもあります。生活習慣の整え方を一緒に確認し、状態によってはお薬を用いた治療や、より専門的な医療機関への紹介をご提案します。眠りの悩みは人によって背景が異なるため、「必ず眠れるようになる」とお約束することはできませんが、原因を一つずつ確かめていくことはできます。

受診の実務案内(予約・検査時間・費用)

受診時に伝えていただきたいこと

1週間ほど、就寝・起床時刻と目が覚めた回数をメモしていただくと、状況がより正確に把握しやすくなります。

本ページは一般的な情報提供を目的としています。症状の程度や経過には個人差があり、緊急性が高いと感じる場合は救急外来の受診もご検討ください。ご不明な点はお電話(086-525-0600)にてお問い合わせください。

眠れない日が続いてつらいときは、我慢せずご相談ください。朝7時から診療しています。

📞 086-525-0600
医療法人 いなだ医院 倉敷市玉島柏島で、内科・呼吸器内科・循環器内科・感染症内科・アレルギー科・消化器内科(胃腸科)・小児科・リハビリテーション科を診療しています。本記事は公的機関・学会の資料をもとに作成し、当院の医師が内容を確認しています(2026年8月確認)。

最終更新:2026年8月26日

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