退院を急かされていますが、まだ家で見られる自信がありません。
A. 回答準備が整っていないのに日程だけ決まっていくのは、たいへん不安だと思います。まず、病院には必ず相談の窓口があります。「地域連携室」「入退院支援センター」などの名前で、医療ソーシャルワーカーや看護師が対応しています。遠慮せずにお話しください。介護保険の認定が間に合わなくても、認定の効力は申請日にさかのぼるため、先にサービスを組み立てて動くことができます。
まず病院の相談窓口へ
医師に言いにくければ、看護師や相談員に伝えてかまいません。伝えるときは、漠然とした不安ではなく具体的な場面を挙げると話が進みます。
- 「日中は誰もいないので、トイレに一人で行けないと難しい」
- 「玄関に段差があり、車いすでは家に入れない」
- 「私も仕事があり、たんの吸引を毎日はできない」
- 「お風呂に入れる自信がない」
退院前カンファレンスを頼めます
退院の前に、病院の担当者、ケアマネジャー、在宅の医療・介護の担当者、ご家族が集まって話し合う場を設けることができます。誰が何をするのか、その場で決まります。この場があるとないとでは、退院後の落ち着き方がかなり違います。「カンファレンスをお願いしたい」と伝えてください。
介護保険が間に合わないとき
認定には日数がかかりますが、認定の効力は申請した日にさかのぼります。そのため、見込みの介護度で計画を立て、退院と同時にサービスを始めることができます。想定より低い介護度が出た場合、超えた分は全額のご負担になる点だけご注意ください。まだ申請していない場合は、入院中に申請できます。病院の相談員か、地域の高齢者支援センターにご相談ください。
自宅に帰る以外の選択肢
| 選択肢 | どんなとき |
|---|---|
| 介護老人保健施設(老健) | もう少しリハビリを続けて、家に帰る力をつけたいとき。期間が限られます |
| ショートステイ | 自宅の環境を整えるまでの数日〜数週間をしのぎたいとき |
| サービス付き高齢者向け住宅 | 自宅での生活は難しいが、施設ほどの体制までは必要ないとき |
| 自宅+在宅サービス | 訪問診療・訪問看護・ヘルパー・デイを組み合わせて自宅で過ごすとき |
どれが良いかは、ご本人の状態と、ご家族が続けられるかどうかの両方で決まります。「続けられるかどうか」は、遠慮せずに口に出してください。無理をして始めた形は長続きしません。
退院までに確認しておきたいこと
- 退院後にどの医療機関を受診するか。通院か訪問診療か
- 薬の内容と、次の受診までの日数
- 必要な医療的ケアと、誰がそれを行うか
- 介護ベッドや手すりなど、必要な福祉用具の手配
- 自宅の段差や手すり、住宅改修が必要かどうか
- 急に具合が悪くなったときの連絡先
当法人でお手伝いできること
かしわじま居宅介護支援センターでは、入院中の病院との連絡調整、退院に合わせたサービスの組み立てを行っています。退院後の通院が難しい場合は訪問診療、訪問看護という形もあります。医療的なケアが必要な方の受け入れについてもご相談をお受けしています。まだ入院中の段階でお電話いただいてかまいません。
当院では訪問診療・訪問看護を行っているほか、デイサービス・訪問介護・小規模多機能ホーム「こはる日和」、かしわじま居宅介護支援センター、サービス付高齢者向け住宅「メディケアビレッジかしわじま」を運営しています。医療と介護のどちらの窓口からでもご相談いただけます。
入院中の段階からご相談をお受けしています。お早めにお電話ください。
📞 086-525-0600最終更新:2026年8月26日
