介護がつらくて限界です。どうすればよいですか?
A. 回答そこまで続けてこられたこと自体が、簡単なことではありません。つらいと感じるのは、やり方が悪いからでも、愛情が足りないからでもありません。介護は、一人で背負い続けられるようにはできていないというだけのことです。休むための仕組みが制度として用意されています。まずは担当のケアマネジャー、いなければ高齢者支援センターに、今の状態をそのままお話しください。
まず、休む仕組みを使ってください
- ショートステイ(短期入所):数日から数週間、ご本人に泊まっていただけます。ご家族が休むために使ってかまいません。それが本来の目的の一つです。
- デイサービスの回数を増やす:日中に一人になれる時間をつくります。
- 小規模多機能:急に泊まりが必要になったときに対応しやすい仕組みです。
- ヘルパー:入浴や排せつなど、負担の大きい場面だけを頼む形もできます。
- 訪問看護:医療的なことへの不安が大きい場合、専門職が入るだけで気持ちが軽くなることがあります。
「使うと申し訳ない」と感じる方が多いのですが、サービスを使うことは介護を放り出すことではありません。長く続けるために必要な手当てです。
その気持ちは、責めなくて大丈夫です
介護をしていると、こんな気持ちになることがあります。
- 強く言ってしまった、手が出そうになった
- いなくなってほしいと思ってしまった
- 他の家族が手伝ってくれないことに腹が立つ
- 自分の時間がまったくない
- 親の変わっていく姿を受け入れられない
どれも、介護をしている多くの方が通るところです。こうした気持ちを口に出せる相手がいるかどうかが、その後を大きく分けます。ご家族には言いにくければ、ケアマネジャーや高齢者支援センターの職員に話してください。守秘義務がありますし、責めることはありません。介護者どうしが集まる「家族会」が地域にある場合もあります。
すぐにご相談ください
- 手を上げてしまいそうになる、または上げてしまった
- ご自分が眠れない日が続いている、食べられない
- この先どうなってもいいと感じる、消えてしまいたいと思う
- 介護をしている方ご自身の体調が明らかに悪い
早めのご相談をおすすめします
- 一日のうち、ご自分のための時間がまったくない
- 仕事を辞めることを考えはじめている
- 誰にも介護の話をしていない
- 介護のことでご家族の間に対立が起きている
介護をしている方ご自身の受診も
介護をされている方が体調を崩すことは珍しくありません。腰痛、不眠、気分の落ち込み、血圧の変動などが起こりやすくなります。ご本人のことばかりで、ご自分の受診を後回しにしていませんか。介護をしている方が倒れることが、いちばん避けたい事態です。ご自分の体のこともご相談ください。
相談先
- 担当のケアマネジャー
- お住まいの地区の高齢者支援センター(倉敷市内に25か所)
- かしわじま居宅介護支援センター:086-525-0600
- いなだ医院:086-525-0600(介護をされている方ご自身の受診も)
当院では訪問診療・訪問看護を行っているほか、デイサービス・訪問介護・小規模多機能ホーム「こはる日和」、かしわじま居宅介護支援センター、サービス付高齢者向け住宅「メディケアビレッジかしわじま」を運営しています。医療と介護のどちらの窓口からでもご相談いただけます。
本ページは一般的な情報提供を目的としています。介護保険の制度は改正されることがあり、手続きや金額は年度・自治体によって異なります。最新の内容は倉敷市(介護保険課)または担当のケアマネジャーにご確認ください。ご不明な点はお電話(086-525-0600)にてお問い合わせください。
ご自身のこともあわせて、お話をお聞かせください。
📞 086-525-0600最終更新:2026年8月26日
