特養と老健とサ高住と有料老人ホームは、何が違うのですか?
A. 回答施設の名前が多くて混乱しやすいところです。違いは大きく3つ、「入るための条件」「ずっと住み続けられるか」「費用の性格」です。特別養護老人ホームは費用が抑えられるかわりに要介護3以上が原則で、待つことがあります。介護老人保健施設は在宅復帰を目指す期間限定の施設です。サービス付き高齢者向け住宅は賃貸住宅で、介護サービスは別に契約します。
5つの種類を比べると
| 種類 | 入居の条件 | 期間 | 費用の性格 |
|---|---|---|---|
| 特別養護老人ホーム (特養) | 原則として要介護3以上 | 期限なし | 公的な施設のため比較的抑えられます。所得に応じて食費・居住費が軽くなる制度があります |
| 介護老人保健施設 (老健) | 要介護1以上 | 在宅復帰が目的のため期間が限られます | リハビリと医療が含まれます |
| グループホーム | 認知症の診断があり、原則としてその地域にお住まいの要支援2以上の方 | 期限なし(状態により難しくなる場合あり) | 家賃・食費と介護費 |
| サービス付き 高齢者向け住宅 | 60歳以上、または要介護・要支援の認定を受けた60歳未満の方 | 期限なし(賃貸借契約) | 家賃・共益費と、利用した介護サービスの自己負担が別々にかかります |
| 介護付き 有料老人ホーム | 施設によって異なります | 期限なし | 入居一時金がある施設もあります。介護は月額に含まれる形が一般的です |
費用のいちばん大きな違い
「介護の費用が月額に含まれているかどうか」です。介護付き有料老人ホームやグループホームは、施設の職員が介護を行い、その費用が定額に含まれます。一方、サービス付き高齢者向け住宅は住まいと介護が別です。住まいの費用に加えて、使ったサービスの分だけ自己負担がかかります。使うサービスが少ないうちは負担が軽く、増えると上がっていく仕組みです。
医療的なケアが必要な場合
胃ろう、たんの吸引、在宅酸素などがあると、受け入れられる施設が限られてきます。ただし「その施設に看護職員がいるか」だけでなく、「協力してくれる医療機関があるか」でも変わります。断られた経験があっても、他をあたる価値はあります。医療的なケアがある方の受け入れについても、あきらめる前にご相談ください。
探すときの順番
- まず高齢者支援センターか担当のケアマネジャーに相談します。地域の実情を知っているのは、この方たちです。
- 費用の上限を決めます。年金額と貯えから、月にいくらまで出せるかを先に決めておくと迷いが減ります。
- いくつか見学します。パンフレットではわからないことが多くあります。
- 重要事項説明書を必ず読みます。費用の内訳、退去の条件、看取りへの対応が書かれています。
当法人の住まい
倉敷市玉島柏島で、サービス付き高齢者向け住宅メディケアビレッジかしわじまを運営しています。医院が運営しているため、訪問診療や、夜間を含めて医師に連絡できる体制と組み合わせやすい環境です。費用の目安も掲載しています。
当院では訪問診療・訪問看護を行っているほか、デイサービス・訪問介護・小規模多機能ホーム「こはる日和」、かしわじま居宅介護支援センター、サービス付高齢者向け住宅「メディケアビレッジかしわじま」を運営しています。医療と介護のどちらの窓口からでもご相談いただけます。
住まいの選び方について、ご希望と費用の面からご相談をお受けします。
📞 086-525-0600最終更新:2026年8月26日
