お腹が張って苦しいのですが、ガスがたまっているだけでしょうか?
A. 回答多くは便秘や、飲み込んだ空気・腸内のガスによるものです。ただし、体重が減ってきた、血便が出た、急に張るようになった、吐き気をともなうという場合は、一度お調べいただくほうがよいと考えます。張りは腹痛ほど強い症状ではないため様子を見られやすいのですが、腸や卵巣、肝臓の病気が背景にあることもあります。特にこれまでと違うと感じる張りは、確かめる価値があります。
すぐにご相談いただきたい場合
様子を見ないでください
- 便やガスがまったく出ず、お腹が張って吐く
- 強い腹痛をともなう
- 血便、黒い便が出た
- 体重が減ってきた
- 便が細くなった、便秘と下痢をくり返す
- 発熱をともなう
- お腹が急に大きくなってきた
便もガスも出ずに吐く場合は、腸の通り道がふさがっている可能性があります。この場合は時間を待たずに受診してください。
よくある背景
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 便秘 | いちばん多い原因。出た後に軽くなります |
| 飲み込んだ空気 | 早食い、炭酸飲料、ガムをよく噛む方 |
| 過敏性腸症候群 | ストレスや食事で症状が動く。下痢や便秘をともないます |
| 機能性ディスペプシア | みぞおちの張り、少し食べただけで満腹になる |
| 乳糖不耐 | 牛乳や乳製品のあとに張る、ゴロゴロする |
| 腹水 | 肝臓や心臓、腎臓の病気で水がたまることがあります |
| 腫瘍 | 腸や卵巣など。体重減少や便の変化をともなうことがあります |
家庭で試せること
- ゆっくり食べる:早食いは空気を飲み込みます
- 炭酸飲料を控えてみる
- 便通を整える:水分・食物繊維・適度な運動。朝に時間をつくる
- 牛乳を減らしてみる:乳製品のあとに張るなら、2週間ほど試してみてください
- お腹を温める、軽く歩く:ガスが動きやすくなります
- 食べたものを記録する:何のあとに張るかがわかると対策が立てられます
これで軽くなるようなら、それで構いません。変わらない場合や、上に挙げた症状をともなう場合はご相談ください。
受診したら何をしますか
お腹の診察と、必要に応じて血液検査、腹部の超音波検査、レントゲンを行います。便の変化や体重減少をともなう場合は、大腸カメラをご案内することがあります。みぞおちの張りが中心であれば胃カメラを検討します。
40歳を超えて、これまでと違う便通の変化がある場合は、一度調べておく意味があります。
当院での対応
当院は消化器内科(胃腸科)を標榜し、腹部の超音波・胃カメラ・大腸カメラまで行えます。張りという症状だけで大がかりな検査に進む必要はありませんが、確かめておいたほうがよい所見があるかどうかは、診察と血液検査でおおよそ見当がつきます。
「大したことではないと思うが気になる」という段階でご相談いただいてかまいません。
受診のときに伝えていただきたいこと
- いつごろから張るようになったか
- 食事との関係(何のあとに張るか)
- 便通の様子(回数、形、色)
- 体重の変化
- 飲んでいる薬(お薬手帳)
参考にした情報
本ページは一般的な情報提供を目的としており、診断・治療を保証するものではありません。症状の原因や適した対応は人によって異なります。気になる症状がある場合は、お電話(086-525-0600)または受診にてご相談ください。
超音波から胃カメラ・大腸カメラまで当院で行えます。
最終更新:2026年8月27日
