新型コロナにかかった後、咳やだるさが続いています。いつまで様子を見ればいいですか?

A. 回答

新型コロナウイルス感染症にかかったあと、感染そのものが治まってからも症状が続いたり、あとから出てきたりすることがあり、厚生労働省はこれを「罹患後症状(りかんごしょうじょう、いわゆる後遺症)」として情報を公開しています。多くの場合は時間の経過とともに改善していくと報告されており、少しずつ軽くなってきているようであれば、無理をせず経過をみていく方法もあります。一方で、症状が改善しないまま続く場合や、生活・仕事に支障が出ている場合には、ほかの病気が隠れていないかを確認することも大切とされています。ご心配なときは、期間にかかわらずご相談ください。

よくみられる罹患後症状

厚生労働省の資料では、罹患後症状として次のような多様な症状が報告されています。あらわれ方や組み合わせには個人差があります。

いつまで様子を見てよいか

厚生労働省は、罹患後症状の多くは時間の経過とともに改善することが多いと報告されている一方、症状が長く残る方もいるとしています。目安としては、「先月よりは楽になっている」など改善の方向に向かっているかどうかが一つの見方になります。改善傾向がなく横ばい、あるいは悪くなっている場合は、様子見を続けるよりも一度ご相談いただくことをおすすめします。

こんな状態はありませんか?

  • 感染から1か月以上たっても咳やだるさが軽くならない
  • 仕事や家事、通学を休まざるを得ない日がある
  • 少し動くと強い疲労が出て、翌日まで回復しない
  • 以前はできていた運動や外出ができなくなった
  • 気分の落ち込みや不眠が続いている

受診の目安

症状の内容によっては、罹患後症状以外の病気が背景にある場合もあります。次のようなときは受診をご検討ください。

すぐに受診を検討してください

  • 安静にしていても息苦しい、呼吸が浅く速い
  • 胸の痛みや強い動悸が続く、失神しそうになる
  • 血の混じった痰が出る
  • 高い熱がぶり返した、または新たに発熱した
  • 片側の足のむくみや痛みを伴う息切れがある

早めの受診をおすすめします

  • 咳が3週間以上続いている
  • だるさや息切れが1か月以上、改善しないまま続いている
  • 体重が思わぬペースで減っている
  • 味覚・嗅覚の異常が続き、食事量が落ちている
  • もともと喘息・COPD・心臓や腎臓の持病がある

当院での対応と検査

当院は内科・呼吸器内科・循環器内科などを標榜しており、罹患後症状として相談の多い咳・息切れ・倦怠感・動悸について、まずお話をうかがったうえで症状に応じた検査を行います。呼吸の症状には胸部レントゲン検査や血液中の酸素飽和度の測定、動悸や胸の症状には心電図検査、全身のだるさには血液検査などを組み合わせ、貧血・甲状腺の異常・心臓や肺の病気といったほかの原因が隠れていないかを確認していきます。そのうえで、症状の程度や生活への影響に応じて対応を相談し、さらに詳しい検査や専門的な診療が必要と判断した場合には、地域の専門医療機関へご紹介します。特定の治療で必ず改善するというものではありませんので、経過をみながら生活や仕事の調整も含めて一緒に考えていきます。

受診にあたって(予約・費用・持ち物)

受診時に伝えていただきたいこと

本ページは一般的な情報提供を目的としています。症状の程度や経過には個人差があり、緊急性が高いと感じる場合は救急外来の受診もご検討ください。ご不明な点はお電話(086-525-0600)にてお問い合わせください。

コロナのあとの咳やだるさが続いてご心配なときは、どうぞご相談ください。

📞 086-525-0600
医療法人 いなだ医院 倉敷市玉島柏島で、内科・呼吸器内科・循環器内科・感染症内科・アレルギー科・消化器内科(胃腸科)・小児科・リハビリテーション科を診療しています。本記事は公的機関・学会の資料をもとに作成し、当院の医師が内容を確認しています(2026年8月確認)。

最終更新:2026年8月26日

電話する 地図 🏥公式HP
086-525-0600 Googleマップで見る