痰がずっとからむのですが、心配な痰の見分け方はありますか?

A. 回答

痰は、気道に入ってきたほこりや細菌を絡めとって外に出すための分泌物で、健康な方でも少量はつくられています。透明から白っぽい痰が数日で落ち着く場合は、経過をみていただくことが多い症状です。一方で、黄色や緑色の濃い痰が毎日出る、痰がらみが3週間以上続く、血が混じるといった場合には、気道や肺、あるいは鼻の奥に炎症が続いている可能性があります。特に血の混じった痰は、量が少なくても一度は原因を調べておくことがすすめられています。痰の症状は内科・呼吸器内科で扱う症状ですので、気になるときはご相談ください。

痰の色と、痰がからむ主な原因

痰の色は、気道の粘液に炎症を起こした細胞や細菌、出血などが混ざることで変わるとされています。ただし色だけで原因が決まるわけではなく、経過や熱の有無、ほかの症状と合わせて考えていきます。

痰がからむ状態が長引く背景には、次のようなものが挙げられます。

受診の目安

痰そのものは日常的にみられる症状ですが、次のような場合は放置せずご相談ください。

判断に迷われるときは、救急安心センター事業「#7119」(岡山県内で利用できます)にご相談いただけます。総務省消防庁の「全国版救急受診アプリ(Q助)」も目安になります。

すぐに受診を検討してください

  • 咳とともにまとまった量の血を吐いた(喀血):窒息につながるおそれがあるとされ、息が苦しい・意識がもうろうとするといった様子があれば救急要請(119番)をご検討ください。夜間や休日は救急病院の受診がすすめられています
  • 赤い血の混じった痰が繰り返し出る
  • 息が苦しい、少し動いただけで息が切れる、唇や指先の色が悪い
  • 38度以上の熱と、色のついた痰・胸の痛みが同時にある
  • ぐったりしている、水分がとれない、意識がぼんやりする
  • ピンク色で泡立った痰が出て、横になると息苦しさが強まる
  • 血をさらさらにするお薬(抗凝固薬・抗血小板薬)を使っていて血痰が出た

早めの受診をおすすめします

  • 痰や痰がらみの咳が3週間以上続いている
  • 黄色や緑色の痰が毎日出る、または量が増えてきた
  • 血のすじが混じった痰が一度でもあった
  • 体重が減ってきた、寝汗をかくようになった
  • 喫煙歴があり、坂道や階段で息切れを感じるようになった
  • 気管支炎や肺炎を年に何度も繰り返している
  • 市販のお薬をしばらく使っても変化がない

当院での対応

いなだ医院は内科・呼吸器内科・感染症内科・アレルギー科を標榜しており、痰や長引く咳のご相談をお受けしています。まず、いつから続いているか、痰の色や量、熱・息切れ・胸の痛みなどの有無、喫煙歴やお仕事の環境などを伺い、のどや胸の音を確認します。そのうえで必要と判断した場合には血液検査や画像検査、感染症に関する検査などをご提案し、当院で行えない検査については連携する医療機関へご紹介いたします。食後や就寝時に症状が強い場合には、胃や食道からの影響を考えて消化器内科(胃腸科)としての診療につなげることもあります。発熱を伴う場合の発熱外来をご用意しており、平日・土曜とも朝7時から診療していますので、お仕事やご予定の前にも受診いただけます。駐車場は無料で22台分ございます。

受診時に伝えていただきたいこと

本ページは一般的な情報提供を目的としています。症状の程度や経過には個人差があり、緊急性が高いと感じる場合は救急外来の受診もご検討ください。ご不明な点はお電話(086-525-0600)にてお問い合わせください。

痰の色が気になる、血が混じった、痰がらみが長く続いている——そんなときは自己判断せず、まずはご相談ください。

📞 086-525-0600
医療法人 いなだ医院 倉敷市玉島柏島で、内科・呼吸器内科・循環器内科・感染症内科・アレルギー科・消化器内科(胃腸科)・小児科・リハビリテーション科を診療しています。本記事は公的機関・学会の資料をもとに作成し、当院の医師が内容を確認しています(2026年8月確認)。

最終更新:2026年8月26日

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