声のかすれが治りません。どのくらい続いたら受診すべきですか?
A. 回答かぜのあとの声がれは、多くが1〜2週間で治まります。2〜3週間を超えて続く場合は、原因を確かめておくことをおすすめします。声帯そのものの問題のほか、逆流、甲状腺、肺の病気、神経の障害が背景になることがあります。特にたばこを吸われている方、お酒をよく飲まれる方では、早めに調べる意味があります。声がれは、痛みがないため後回しにされやすい症状です。
受診をおすすめする目安
次のいずれかがあるとき
- 2〜3週間以上続いている
- だんだんひどくなっている
- 喫煙している、または喫煙歴がある
- のみ込みにくい、食事でむせる
- 息苦しさ、ゼーゼーする音をともなう
- 首にしこりが触れる
- 血の混じった痰が出る
- 体重が減ってきた
喫煙と飲酒が重なる方では、のどや声帯の病気の危険が高まるとされています。当てはまる場合は「そのうち治る」と待たずにご相談ください。
背景にありうるもの
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 声の使いすぎ | 大声を出した、長時間話した。休ませると戻ります |
| 感染のあとの炎症 | かぜのあと。1〜2週間で治まります |
| 胃酸の逆流 | 朝の声がれ、のどの違和感、胸やけをともなうことがあります |
| 声帯のポリープ・結節 | 声をよく使う方に多くみられます |
| 甲状腺の病気 | 首の腫れ、だるさ、体重の変化をともなうことがあります |
| 神経の障害 | 胸やのどの病気で、声帯を動かす神経が影響を受けることがあります |
| 吸入する薬の影響 | 喘息の吸入薬を使っている方。使用後のうがいで防げることがあります |
| 加齢による変化 | 声帯が痩せ、かすれやすくなります |
家庭で気をつけること
- 声を休ませる:ささやき声は、かえって負担になります。話す量そのものを減らしてください
- 水分をとる、加湿する:のどの乾燥を避けます
- 咳払いを繰り返さない:声帯に負担がかかります。水を飲むほうが向きます
- 喫煙と飲酒を控える
- 吸入薬を使ったらうがいをする
- 就寝前の食事を避ける:逆流が背景の場合に効きます
受診したら何をしますか
経過と、ほかの症状をうかがいます。当院では胸のレントゲン、血液検査(甲状腺を含む)で、肺や甲状腺に原因がないかを確認できます。逆流が疑われる場合は、その治療を試すことがあります。
声帯そのものを直接見る検査(喉頭の内視鏡)は耳鼻咽喉科で行われます。声帯の状態を確かめる必要があると判断した場合は、ご紹介します。
当院での対応
当院は呼吸器内科・内科を標榜しています。声がれはのどだけの問題とは限らず、胸の中や甲状腺が関わることがあります。まず全体を見て、必要な場合に耳鼻咽喉科へおつなぎするという順序が、遠回りを避ける道になります。
喫煙されている方には、禁煙外来のご相談も承ります。声がれをきっかけにやめられる方は少なくありません。
受診のときに伝えていただきたいこと
- いつごろから、どのくらい続いているか
- きっかけ(かぜ、大声、思い当たらない)
- だんだん悪くなっているか、変わらないか
- 喫煙・飲酒の有無と量
- のみ込みにくさ、息苦しさの有無
- 飲んでいる薬、使っている吸入薬
参考にした情報
本ページは一般的な情報提供を目的としており、診断・治療を保証するものではありません。症状の原因や適した対応は人によって異なります。気になる症状がある場合は、お電話(086-525-0600)または受診にてご相談ください。
胸のレントゲンと血液検査で、のど以外の原因も確かめられます。
最終更新:2026年8月27日
