立ち上がるとふらつきます。意識が遠くなったこともあるのですが、受診したほうがいいですか?

A. 回答

立ちくらみや、一時的に目の前が暗くなって意識が遠くなる感じ(前失神)は、立ち上がったときに血圧が下がる起立性低血圧や、緊張・痛み・長時間の立ち仕事などをきっかけに起こる反射性失神が背景にあることが多いとされています。多くは横になれば数分で回復し、命に関わるものではないと考えられています。ただし、不整脈や心臓の病気が原因で意識を失う「心原性失神」もあり、こちらは緊急度がまったく異なります。実際に意識を失ったことがある方、とくに運動中に倒れた・前ぶれがまったくなかった・動悸を伴ったという場合は、早めに内科や循環器内科でご相談いただくことがすすめられています。

立ちくらみ・失神の一般的な原因

立ちくらみや失神は、脳へ流れる血液が一時的に足りなくなることで起こると考えられており、その原因は大きく次のように分けられます。

受診の目安

同じ「ふらつき」でも、以下のような特徴がある場合は心臓が関係している可能性を確かめておいたほうがよいとされています。

判断に迷われるときは、救急安心センター事業「#7119」(岡山県内で利用できます)にご相談いただけます。総務省消防庁の「全国版救急受診アプリ(Q助)」も目安になります。

すぐに受診を検討してください

  • 運動している最中に意識を失った、または強くふらついた——心臓が原因の失神が隠れていることがあるとされ、優先して確認しておきたいサインです。
  • 吐き気や冷や汗などの前ぶれがまったくなく、突然意識を失った
  • 意識が戻らない、呼びかけへの反応が悪い、呼吸がおかしい場合は、来院よりも先に救急要請(119番)をご検討ください。迷われる場合は救急安心センター事業「#7119」(つながらない場合は086-222-7119)でも相談できます
  • 動悸(脈が飛ぶ・速い・乱れる感じ)や胸の痛み・圧迫感を伴っていた
  • 横になっている状態や座っている状態で意識を失った
  • 意識を失って倒れ、頭を打った・けがをした
  • ご家族に若くして突然亡くなった方や、不整脈の病気がある方がいる
  • けいれんや、しばらく受け答えができない状態が続いた

早めの受診をおすすめします

  • 立ちくらみや前失神が最近くり返し起きている
  • 意識を失うまではいかないが、目の前が暗くなる回数が増えてきた
  • 血圧のお薬・利尿のお薬・前立腺のお薬などを飲み始めてから症状が出た
  • 息切れ、むくみ、体重の増加など、心臓の負担を思わせる症状を伴う
  • 脈が極端に遅い・速い、脈のリズムが乱れていると感じる
  • 顔色が悪い、疲れやすい、黒い便が出るなど貧血が気になる
  • 高齢の方で、転倒の危険があると感じている

当院での対応

いなだ医院では内科・循環器内科として、まず症状が起きたときの状況を詳しくお聞きし、血圧の測定(必要に応じて寝た状態と立った状態での比較)、心電図、血液検査などから原因を整理していきます。脈の乱れが疑われる場合には、日常生活の中で長時間記録する検査や、心臓超音波(心エコー)検査での確認を検討します。より詳しい検査や入院での評価が望ましいと判断した場合は、地域の医療機関へのご紹介を行います。朝7時から診療していますので、通勤・通学前のご相談もご利用いただけます。

受診時に伝えていただきたいこと

本ページは一般的な情報提供を目的としています。症状の程度や経過には個人差があり、緊急性が高いと感じる場合は救急外来の受診もご検討ください。ご不明な点はお電話(086-525-0600)にてお問い合わせください。

くり返す立ちくらみや、一度でも意識を失ったことがある場合は、一度ご相談ください。

📞 086-525-0600
医療法人 いなだ医院 倉敷市玉島柏島で、内科・呼吸器内科・循環器内科・感染症内科・アレルギー科・消化器内科(胃腸科)・小児科・リハビリテーション科を診療しています。本記事は公的機関・学会の資料をもとに作成し、当院の医師が内容を確認しています(2026年8月確認)。

最終更新:2026年8月26日

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