ぎっくり腰になりました。安静にしていたほうがよいですか?
A. 回答かつては「安静第一」とされていましたが、現在は痛みの範囲で、できるだけふだんどおりに動いたほうが回復が早いという考え方が主流です。何日も寝込むと、かえって筋力が落ちて長引くことがあります。ただし、これは原因が筋肉や関節にある場合の話です。足のしびれや力の入りにくさ、発熱、尿の出にくさをともなう場合は別で、早めの受診が必要です。
すぐに受診していただきたい症状
この場合は様子を見ないでください
- 足のしびれや、力が入らない感じがある
- 尿が出にくい、または漏れる
- 発熱をともなう
- 安静にしていても痛みが強く、じっとしていられない
- 転んだ、高いところから落ちたなど、強い力がかかったあとの痛み
- がんの治療を受けたことがある、骨粗しょう症といわれている
これらは、単なる筋肉の痛みではないものが背景にある場合にみられます。当てはまる場合はお電話(086-525-0600)ください。
そうでない場合の過ごし方
| 時期 | 過ごし方 |
|---|---|
| 最初の1〜2日 | 楽な姿勢で休んでかまいません。横向きで膝を軽く曲げる、仰向けで膝の下にクッションを入れるなど |
| それ以降 | 痛みの範囲で、身の回りのことは自分でしてください。仕事も、可能な範囲で戻していきます |
| 1〜2週間 | 多くはこのあたりで軽くなっていきます |
「痛いから動かない」ではなく、「痛みが増えない範囲で動く」が目安です。動いたあとに痛みが強くなるようなら、その日はそこまでにしてください。
やってしまいがちなこと
- 3日以上、床に伏せて過ごす:回復が遅れることが知られています
- 強くもむ・ひねる:急性期に強い刺激を加えると悪化することがあります
- コルセットを長く着け続ける:つらい時期を乗り切るには役立ちますが、長く使うと筋力が落ちます
- 痛みを我慢し続ける:痛みで動けない状態が続くほうが、回復にとって不利です
くり返さないために
一度ぎっくり腰になった方は、再発することが少なくありません。痛みが落ち着いてからの過ごし方が、次を防ぐことにつながります。
- 物を持ち上げるときは、腰を曲げるのではなく膝を曲げて、体に近づけて持つ
- 同じ姿勢を長く続けない。座り仕事なら30分から1時間ごとに立つ
- 体幹の筋肉を保つ運動を、痛みのない範囲で続ける
- 体重が増えていれば、腰への負担も増えます
当院での対応
当院はリハビリテーション科を標榜しています。まず、様子を見てよいものか、そうでないものかを見きわめます。必要に応じて画像検査や血液検査で確認したうえで、痛みをやわらげる対応と、動かしかたの指導を行います。
朝7時から受付をしていますので、朝起きたときに動けなくなった場合でも、その日のうちにご相談いただけます。仕事を休まずに来られる時間帯です。
お車の乗り降りがつらい場合は、受付にお申し出ください。歩くのが難しいほどであれば、お電話でご相談ください。
受診のときに伝えていただきたいこと
- いつ、どんな動作で痛みだしたか
- 足のしびれや、力の入りにくさがあるか
- どの姿勢がいちばん楽か、つらいか
- これまでに同じことがあったか、何回目か
- 飲んでいる薬(痛み止めを含む)
本ページは一般的な情報提供を目的としており、診断・治療を保証するものではありません。症状の原因や適した治療は人によって異なります。気になる症状がある場合は、お電話(086-525-0600)または受診にてご相談ください。
朝7時から受付しています。動けなくなった朝でもご相談ください。
最終更新:2026年8月27日
