娘にHPVワクチンを受けさせるか迷っています。対象年齢や安全性について教えてください

A. 回答

HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)は、厚生労働省の情報では小学6年〜高校1年相当の女子が定期接種(公費で受けられる接種)の対象とされています。接種後は接種部位の痛みや腫れがみられることがあり、まれに緊張などによる失神も報告されているため、接種後しばらく院内で休んでいただきます。すべての子宮頸がんを防げるわけではないため、接種した方も20歳以降は定期的な検診が勧められています。迷っておられる点は接種前の診察でご相談ください。

HPVワクチンはどんなワクチンですか

HPV(ヒトパピローマウイルス)は多くの方が感染するとされるウイルスで、一部の型の感染が長く続くと子宮頸がんの原因になり得ると考えられています。厚生労働省は次のように説明しています。

定期接種の対象年齢と接種回数

定期接種の対象は小学6年〜高校1年相当の女子とされ、回数は1回目を受ける年齢によって変わります。

項目1回目が15歳になるまで1回目が15歳以降
接種回数合計2回合計3回
進め方一定の間隔をあけて接種し、1年以内に規定の回数を終えることが望ましいとされています

キャッチアップ接種について

この項目は2026年8月時点の内容です。キャッチアップ接種は期限が設けられた経過措置のため、状況が変わっている可能性があります。

対象年齢の間に接種の機会を逃した方に向けて、「キャッチアップ接種」が令和4年4月から公費で実施されてきました。この制度は次のように段階的に区切られています。

いずれの期限もすでに経過しています。現在ご自身が公費の対象になるかどうかは、厚生労働省または倉敷市の最新の案内でご確認ください。定期接種の対象年齢(小学6年〜高校1年相当の女子)に該当する方は、現在も公費で接種を受けられます。

接種後に起こりうる反応と休憩

厚生労働省は、接種後にみられることがある症状として次の内容を公表しています。心配な点は接種前に医師にお尋ねください。

接種後すぐにご連絡・受診をご検討ください

  • 息苦しさ、全身のじんましん、顔や唇の腫れが出た
  • 接種後に意識が遠のいた、気を失った
  • 手足に力が入らない、しびれが広がってきた

早めにご相談ください

  • 接種した部位の腫れや痛みが数日たっても強い、赤みが広がる
  • 発熱や体調不良が続いて次の接種の可否に迷う
  • 痛みや長引く症状が心配で、接種を続けるか相談したい

接種した方も子宮頸がん検診を

国立がん研究センターの情報では、HPVワクチンはHPV感染を100%予防できるわけではないため、接種した方も定期的に子宮頸がん検診を受けることが大切とされています。検診は20歳以上の方が2年に1回が勧められ、多くの市町村で公費の負担があります。ワクチンと検診の両方が将来の備えになると考えられています。

当院での対応(予約・費用のご案内)

当院は小児科・内科を標榜し、公式ホームページの予防接種のご案内にHPVワクチンを掲載しています。接種にあたっては、体調とこれまでの接種歴を確認したうえで進めます。

「まだ決めていないが話を聞きたい」というご相談も承っています。お子さまご本人の疑問にもお答えします。

キャッチアップ接種の対象や期間は制度の見直しにより変わります。ご自身が対象になるかどうかは、必ず厚生労働省または倉敷市の最新の案内でご確認ください。倉敷市から届いた通知やお手元の予診票もあわせてご確認いただくと確実です。ご不明な点は当院にもお問い合わせいただけます。
本ページは一般的な情報提供を目的としています。症状の程度や経過には個人差があり、緊急性が高いと感じる場合は救急外来の受診もご検討ください。ご不明な点はお電話(086-525-0600)にてお問い合わせください。

HPVワクチンのご相談・ご予約はお電話でどうぞ

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医療法人 いなだ医院 倉敷市玉島柏島で、内科・呼吸器内科・循環器内科・感染症内科・アレルギー科・消化器内科(胃腸科)・小児科・リハビリテーション科を診療しています。本記事は公的機関・学会の資料をもとに作成し、当院の医師が内容を確認しています(2026年8月確認)。

最終更新:2026年8月26日

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